鼠径ヘルニアで入院から手術まで|わかりやすくご紹介
ソケイヘルニアの治療について

入院・手術について

入院について

入院について

ソケイヘルニア手術後の入院期間は、患者のソケイヘルニア状態、手術方法、病院・クリニックにより異なります。一般的には、数日から1週間程度です。

最近では、日帰り手術も多く耳にするようになりましたが、患者となる方の年齢や併存疾患の配慮が必要となりますので、担当医師に確認しましょう。

手術

  1. ソケイヘルニアの手術は、ソケイ部周辺の毛を手術直前に最小限の範囲をバリカンなどで処理します。
    現在では、感染の観点からカミソリなどでの剃毛は行わなくなりました。
  2. 手術時に痛みを感じさせないよう麻酔を行います。
  3. 3~6cm程度、患部付近を切開します。
  4. 手術時間は通常、30分~1.5時間程度です。
    ※長年放置されたような大きくなっているソケイヘルニアの場合、炎症がひどく、時間がかかる場合があります。
    ※麻酔科専門医による全身麻酔で手術が理想的です。(状況によっては、局所麻酔になる可能性もあり)
  5. 手術後、2~3時間程度は安静にしていただきます。
    ※術後は、必要に応じて鎮痛剤や胃薬を内服します。痛みを強く感じることがあれば、看護師に伝えましょう。
  6. 食事は、手術後、2~3時間で可能となります。

入院から退院の流れ(2泊3日の入院の場合)

  • 1日目(入院当日)
    • 入院オリエンテーション
    • 活動に制限は特になし
    • ソケイヘルニア手術前の朝食は不可(食事は、手術予約時点で指示されます。)
    • 飲水は、0.5~1㍑程度にし、手術前30分~1.5時間前まで可能リラックスして、手術を受けましょう。
    • 手術予定時間になったら、病室から手術室へ入室

    リラックスして、手術を受けましょう。

    • 手術予定時間になったら、病室から手術室へ入室
  • 2~3日目(手術翌日以降)
    • ソケイヘルニア腹部創に貼る保護材(テープ)を貼布(防水性・通気性がある、半透明のテープなので創の観察やシャワー浴が可能)
    • 活動に制限は特になし
    • 退院後の注意事項について説明
    • 歩いて退院可