臍(さい)ヘルニア|症状の個人差が大きい病気|でべそ
臍(さい)ヘルニア

臍ヘルニアの症状は個人差が大きい病気

お子さん一人一人の状態を把握 臍ヘルニアは個人差が大きいので、お子さん一人一人の状態を把握し、また、見た目重視になる方のために、その方に合った治療の選択をしていくことが大切です。

臍ヘルニアは、個人差が大きいので、お子さんごとにより、「どの」治療を「いつ」行うのかを一緒に考えていくのが、医師の役割だと考えています。
臍ヘルニアは、「見た目」も大事なので、本人やご家族の気持ちを組みながら治療を選んでいくことも必要です。
生まれたばかりの赤ちゃんの「でべそ」を見ていると心配になる方もいらっしゃると思いますが、ほとんどの場合は経過を見ていても大丈夫ですので、ご安心ください。
但し、ご心配な方は、小児外科のある専門医に診療されることをお勧めいたします。

「見た目」が気になる小児の臍ヘルニア

最終的に「治った」というには、「見た目」も気になるところです。
臍ヘルニアの穴が閉じても、「余りの皮膚」が多く残るなどして見た目が悪いと感じる場合、治療を受けるかどうか迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
臍ヘルニア圧迫療法は、比較的早く治ることに加え、見た目も「キレイ」にするために有効な方法なので、見た目を重視したいと考える方は、なるべく早い時期から圧迫療法を行いましょう。
しかし、何の治療をしなくても、「自然なお臍」「きれいなお臍」になることも多く、お子さんによっては、圧迫療法をしなくてもいい場合もあります。赤ちゃんにとって少しでも負担の少ない方法を選択されることをお勧めします。
また、手術が必要となる場合や手術がやりやすくなることを考え、担当医師と相談し、経過観察や圧迫療法の選択をしましょう。