鼠径ヘルニア嵌頓状態|放置するとヘルニア部が壊死、生命が危機

ソケイヘルニアの嵌頓(かんとん)状態

嵌頓(かんとん)の状態

「嵌頓(かんとん)」状態は緊急事態!

ソケイヘルニアは、症状が重くなると、腸を押して戻そうとしても戻りません。「痛みが強くなる。膨れ腫れた疾患部分が硬くなってくる。」などの症状が現れると、「嵌頓(かんとん)」という状態になっていることが考えられます。

嵌頓(かんとん)

嵌頓(かんとん)状態になったら、ソケイヘルニアは緊急事態!

嵌頓(かんとん)は、身体を横にしたり、軽く手で押さえたりすると元の位置に戻っていた腸が、飛び出した状態のまま、戻れなくなってしまう状態です。元の位置に戻れなくなった腸は、どんどんとムクミはじめ、締め付けられます。飛び出して挟まってしまった内臓(主に小腸)は、血流が悪くなり、傷んできます。そして、嵌頓(かんとん)状態になった患者の場合、多くの方は、我慢できないほどの痛みを伴います。嵌頓(かんとん)の状態になると、救急で受診することになります。救急で受診した場合、飛び出してしまった内臓(主に小腸)は、医師が診療にあたっても元に戻せないときは、緊急手術になります。緊急手術になると医師を選ぶことができませんので、ソケイヘルニアは、嵌頓(かんとん)状態になる前に、計画的に手術をしましょう。

ソケイヘルニアの緊急手術時デメリット

緊急手術は、以下の様なデメリットがあります。ソケイヘルニアの手術目的は、不便さや見た目の改善は、もちろんですが、嵌頓(かんとん)状態への予防を考え、前向きな手術をご提案しています。

デメリット

  • 病院・医師が選べない
  • 手術の準備時間が短い(不測の事態が起きやすくなる)
  • 仕事やプライベートの予定が台無しになる

嵌頓(かんとん)状態になるのは、ソケイヘルニアの大きさや、ソケイヘルニアの症状が出てからの期間は、ほとんど関係なく、嵌頓(かんとん)になりやすい傾向というのは、ソケイヘルニアの種類によるところが大きいようです。
ソケイヘルニアの種類を参考にしてください。

嵌頓(かんとん)は、鼠径ヘルニア(脱腸)の種類によってなりやすさ・なりにくさがあります。嵌頓(かんとん)になりやすいのは大腿ヘルニアで、次に外ソケイヘルニア(間接型)です。内ソケイヘルニア(直接型)では、嵌頓(かんとん)症例はほとんど見られませんが、どのタイプのソケイヘルニアであっても、嵌頓(かんとん)状態にならないということはできませんので、ソケイヘルニア症状のある方は、一度、病院で診察され、担当医と手術治療の時期などよく相談しましょう。